大家さんと東北弁について考えでみだんだず!
はじめに
今日は大家さんと東北弁について考えてみたお話です。
大家さんと考えてみたシリーズは、第二弾です(笑)
以前は、アメリカ英語とイギリス英語の違いについて考えていました。
意外と、大家さんと話をする内容は、言語、政治、社会、教育、哲学、多岐に渡り、いつもなかなか楽しいです。
結構深いことを話しているので、これからも、気が向いた時に大家さん記事書いてみようかな?(ニーズがあるかは別として・・・)
ちなみにですね、我々は東北人です。
本当に運命と出会いって面白いです。
偶然にも、同郷の私たちが、不思議と今イギリスで、一緒に住んでいるんですから。
これからも、出会った人全てに感謝をして、大切にしていきたいと思います。
それから、この記事を読まれている方に、東北の方がいらっしゃったら、とても嬉しいです。親近感が湧きます!
東北弁
東北弁のイメージって、どんな感じですか?
- 濁音が多い
- 単語が違う
- 尊敬語、丁寧語が少ない(一応あるけど・・・)
とにかく、東北人でなければ、理解不能な会話はたくさんあります。
幼いころ、自分の県民がバラエティー番組でインタビューを受けていて、それに字幕スーパーが出ている時には、ショックを受けました。
そんなに私たちの言葉って、理解できないものか!と衝撃を受けた瞬間でした(笑)
でもね、理解できないのも分かります。
それから、私たち東北民も県が違えば、通じ合えないんですから。
それ以上に、県内でも、全然違うんです。
少しだけ例をあげますね。
- 私の市では語尾に「にゃー」のアレンジを加えます。
(例)この間食べたね〜
=この間食べたずにゃ〜
「ず」とか「んだ」は東北弁にはマストアイテムです(笑)
- 一つ隣の市では語尾に「っけくせ」のアレンジを加えます。
(例)この間食べたね〜
=この間食べたっけくせ〜
- もう一つ隣の市では、「んだ」と「ず」を使って、「そうだよね〜」が表せます。
(例)そうだよね〜
=んだんず
ちなみに、私の市では、そうだよにゃ〜 となります。
この解説で、私の故郷を当てられた方は、きっと私たちは同郷ですね(笑)
私と方言
ちなみに、今の私は、あまり東北弁を話しません。
(・・・と信じています)
高校生までの私は、「にゃー」が私の市の方言とは知らず、普通に使っていたところを、「っけくせ」の市出身の子に、
えー!!すごい!!やっぱりXXX市出身の人って、にゃー使うんだ!!!
と言われて、にゃーが方言であると気づいたぐらいでした(笑)
その後、私は北海道に渡りました。
北海度は、どちらかと言えば強い方言がないのですが、少し北海道の人はゆっくりとした話し方をすると思います。
あと、イントネーションが、穏やかな波を打っている感じ?
私は、結構それに影響を受けました。
なので、きっと私と話をすると、
東北っぽくないけど、標準語っぽくない話し方をする人だな〜
と思うと思います。
大家さんと方言
私の大家さんは、イギリスに来て、数十年というイギリスの主です。
地元を離れたのも、高校入学時。
なので、一応私たちは同郷とは言え、私と違って、大家さんは都会の雰囲気を醸し出しています。
今日方言の話をしている時に、大家さんが言っていたのは・・・
どんな時に「んだ」って使っていいのか分かんないんだよね。幼い頃は話していたんだろうけど、今は頭で考えないと使うタイミングが分からないし、間違って使ったら、恥ずかしいから、もう使えないわ。
って。
これを聞いて、面白いな〜と思いました。
例えば、日本人にとって、英語で「ugh:アハ」を使うタイミングって、なかなか掴めないもの。
- どのタイミングで使うと自然なのか?
- どんな時にネイティブは使っているのか?
最初は、全く分からない訳で・・・。
分かっても、使えるまで時間がかかる訳で・・。
それと、「んだ」を比べるのも、ちょっと・・・かもしれませんが(笑)
「んだ」のタイミングは、東北人にとって、考えずにも自然と出るもの。
だから、英語をマスターすることと、東北弁をマスターすることは、案外似ているな〜と感じました(笑)
終わりに
東北って、人口がどんどん減って、帰省するたびに、街が寂しくなっています。
私の出身高校は、統廃合により廃校となりました。
学校が廃校になるって、ある意味アイデンティティを喪失するような感覚です。
私は海外で働いていたり、今はイギリスで学んでいたりと、海外滞在が長くなっているのですが、将来は何かの形で、東北に還元できるようなことをやりたいと、思っています。
ということで・・・
ぜひ、東北には美味しいものがたくさんあるので、みなさんも、試してけらっしゃい!
コロナ終わったら、遊びに来てけらっしゃい!!!
写真を見てたら、東北の温泉に入って、ご飯が食べたくなってきたな〜。
今回は、留学の記事とはかけ離れていましたが、こんなお話も時にはいいかな?