Personal Statement(自己推薦書)に何を書くか?
https://ucl.hatenadiary.com/entry/masterprepare_personal-statement
大学院の応募書類には、Personal Statement があります。
日本の自己推薦書と同じようなものですね。
私は当時英語でPersonal Statementを書いたことがなかったので、 何から書き始めればいいのか?とても悩みました。
基本的に、書く内容は自分の専攻のホームページを見るとヒントが隠されています。
私の場合は、UCLのMA Sociology of Educationのサイトを参考にしました。
そこには、しっかりと「どんな学生を求めていて、どのような観点項目で学生を選ぶのか?」ということが明記してあります。
私の専攻では次のようなことが書いてありました。
1)教育社会学を大学院で学びたい理由
2)教育社会学をUCLで学びたい理由
3)本専攻を選択したい理由
4)これまでの学歴や職歴が本専攻とどのような関わりを持つのか
5)将来の進路について
これをベースに私が書いたことは主に次の通りです。
1)教育社会学を大学院で学びたい理由
ー私の興味関心(教育の平等性と多文化主義)について。
ー特に教育の平等性については、自分の実体験も含めて、日本の現状を課題、そして学問への興味を述べました。
2)教育社会学をUCLで学びたい理由
3)本専攻を選択した理由
ー本専攻で受講できる、sociology of "race" と minorities, migrants and refugees の授業への興味と、これらの授業が私の教育の平等性や多文化主義という関心にどのように生かせるのかという点を書きました。
4)これまでの学歴や職歴が本専攻とどのような関わりを持つのか
ー私は前職が教員で、教員として実際に経験した現場の様子と私の思いを書きました。
ーこの項目が一番「自分とは何者か?」ということを印象づけることができるポイントなので、学問的な観点と、現場の様子を比較しながらPersonal Statement の中心となるように構成しました。
5)将来の進路について
ー将来の進路については、同大学の博士課程への進学を希望していることを書きました。
ーまた「夢は大きく!」書いた方がインパクトあるかもしれないですね。
(色々なPersonal Statement を読んで、そんな印象を受けました。)
大まかな段落の構成は次の通りです。
段落数:4段落構成
ワード数:520 words (A4 1枚分)
Introduction
短めにどうしてUCLで教育社会学を学びたいのか?
その学びをどのように将来の目標へ繋げたいのか?
Body1
自分の学生時代の経験(教育の平等性について)
Body2
自分の教員時代の経験(多文化と学力問題について)
Conclusion
全体のまとめ
まとめると、簡単そうなPersonal Statementですが、過去を振り返って見てみると、何度も書き直していました。 また、私はあまりエッセーが上手ではありませんので、このPersonal Statement を作るのもどのくらいかかったことやら・・・。
複数の大学に願書を提出したため、UCL用だけではなく、色々な大学の授業内容に合わせて少しずつ内容に変化をつけながら、書いていました。(懐かしいです、、、)
この内容が少しでも、これからPersonal Statement を作成する方々の参考になれば、光栄です。