UCL ロンドン大学の修士課程の雰囲気は?

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出典:Pixabay

新学期が始まりました

9月23日からUCLの新学期が始まりまりました。

UCLには数えきれないほどの学部、学科、コースがあるので、23日から新学期がスタートと言えども、コースによってスタートの日はそれぞれです。

 

私のコースは9月25日がオリエンテーションでした。

オリエンテーションは3時間。

この3時間は、大きく分けて2つのことがありました。

 

1つは、コースの概要についてや、授業選択、この1年間の流れについての話。

2つは、コースメイトとの顔合わせ。

 

私のコースは15名くらいでしたので、先生はアイスブレーキングとして、自己紹介ビンゴを用意してくれていました!

そのあとは、みんなで円になって、名前、出身、自分の興味、これまでの経歴について話す時間がありました。

 

そして、このオリエンテーションでは、イギリスらしくペイストリー、コーヒーや紅茶を出してくれました♪

イギリスの大学のこんな心遣いが、私は大好きです♪

コースの概要と学生の雰囲気

基本的に、UCLのInstitute of Educationの場合は、どのコースもCluster という大きな専攻に所属しています。

このCluster は3つくらいのコースをまとめたもので、これに所属するコースは授業が被っていることが多いです。(コースにもよりますが・・)

 

私のコースは、MA Sociology of Education というコースです、

このコースは、Sociology Cluster と呼ばれる社会学専攻の一つです。

Sociology Cluster には3つのコースが所属しています。

それぞれの雰囲気と授業についてちょっとだけ説明したいと思います。

1Sociology of Education

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*純粋な教育社会学のコース

*学生の年齢層は若い感じでした。学部卒で来ている学生が多いです。

*フルタイムの学生が多いです。

Source:https://www.ucl.ac.uk/prospective-students/graduate/taught-degrees/sociology-education-ma

2MA Social Justice and Education 

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*Social Justice に特化したコース

*国際性豊かで、色々な国で、NGO/チャリティー/教員として働いていた方が多いです。

 *社会人学生も多く、パートタイム学生が多い雰囲気です。

Source:https://www.ucl.ac.uk/prospective-students/graduate/taught-degrees/social-justice-education-ma

3MA Policy Studies in Education

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*教育政策に特化したコース

*リサーチ不足で学生の雰囲気はわからないのですが、行政関係で働いていた人もいるようです。

Source:https://www.ucl.ac.uk/prospective-students/graduate/taught-degrees/policy-studies-education-ma

 

とりあえず、授業を見ていただくと分かるように、ほとんど同じなんですね(汗)

なぜわざわざ分けているのか?本当に疑問になります。

そして、これから大学院の受験準備をする人は、このコースの作りは混乱するだろうな〜と思いました。(私も相当混乱しました汗)

授業の選択

さて、大学院が始まるや否や授業登録をしなければいけません。

授業を見てみると、とても魅力的な授業がたくさんあって、どれにしようか、とても迷いました。

イギリスの大学院は1年間という非常に短い期間なので、選択できる授業は4〜5つです。

私の場合は、2つが必修授業ですので、選択できるのは2つでした。

 

そして最終的に選んだのは、

Rights and EducationSociology of 'Race' and Education です。

あとは修士論文を書く予定です。

修士論文は20,000wordsなのですが、10,000wordsのレポートを選択する場合は、もう一つ授業を選ぶことができます。

 

せっかく高いお金を払っているので、色々な授業を取るのも魅力的なのですが、私は修士論文を書きたかったので、授業は2つ選択しました。 

授業の時間

授業の時間は、専攻によって異なるのですが、Sociology Clusterはパートタイムの社会人学生が多いので、夜の時間に授業があります。

 

今は、必修科目のUnderstanding Education Research とSociology of Educationがそれぞれ週1回ずつ17時半〜20時半で行われています。

ですから、実質授業があるのは週2回

せっかくイギリスに来ているのに、イメージしていたキャンパスライフとは掛け離れていました(笑)

(*昼にやっているコースは、フルタイムの学生が多いコースです。友人の話では、言語学は昼に開講しているとか。)

 

でも、授業がないからと言って暇なわけではなく、膨大なリーディング課題に追われています。

勉強友達を集めて、自主学習会を開いたりして、なんとか授業が理解できる程度まで知識を増やしている!という感じです。

授業の構成

1回3時間の授業なのですが、この3時間は2つに分かれています。

前半は、レクチャーです。毎回先生が講義形式の授業をしてくれます。

その中には2回ほどディスカッションの時間も設けてくれていますが、このディスカッションは10分程度の短いものです。

 

後半は、セミナーです。セミナーは、15人程度のクラスに分かれて、ディスカッション中心の授業を行います。

 

レクチャー1時間半+休憩30分+セミナー1時間=3時間

という計算になっています。

 

授業の前日には、授業のスライドがオンライン上にアップロードされるので、私たちはスライドに目を通すことができますので、ディスカッションの内容などは事前に準備しておくことができます。(これを含めて、予習という感じです。)

セミナーの授業の雰囲気は?

セミナーでは、授業で学んだことやReadingの課題について、質問が与えられるので、それをグループや全体でディスカッションします。

色々な国籍の人が集まっているので、一つの事象について、アメリカは?中国は?日本は?イギリスは?チリは?などなど、自分たちの国の様子を話さなければいけません。

もちろん、職歴のあるひとは、ある事象と現場の様子を比較しながら話をしています。

 

でも、セミナーのディスカッションは話のスピードが早くて、難しいです。

いつも授業が終わると、「なかなか自分の発言したいことを伝えられないな〜・・・。」と一人で反省会をしながら帰宅しています(笑)

でも、他の国の教育の様子をたくさん知れるので、楽しいです!

このチャンスがあることをポジティブに考えて、これからも努力していきます♪