【ボードゲーム大好き】ひらがなSCRABBLE開発談
はじめに
みなさんScrabbleってご存知ですか?
写真のようなボードゲームです。
私は、Scrabbleが大好きで、昔は、Scrabbleで勝つために英語の辞書をたくさん引いたこともありました。
勉強にもなるし、 楽しいし、一石二鳥のボードゲームだと思います。
少し脱線しますが、私は結構ボードゲームが大好きです。
これにハマった時は、ずーっとカタンで勝つ方法ばかり考えていました(笑)
あの時は、本当に幸せだったな〜。
ちなみに、カタンができると、海外に行けば、誰かしらこのボードゲームをできる人はいるので、コミュニケーションツールとして使えます。
すぐに友達もできるので、世界で有名なボードゲームを得意技にすると、国際共通語を話せるのと同じくらい強いので、おすすめです。
私もUCLでボードゲームサークルに参加して、色々な人とカタンを楽しんだ時もありましたよ〜!!
少しオタクっぽい話でしたが(笑)
私は、ボードゲームでの繋がりを大切にするようにしてしています。
ひらがなScrabble開発
さて、さて・・・
話題は、Scrabbleに戻ります。
言語学習って、楽しい人は楽しいけど、暗記が苦手な人とか、コミュニケーションが苦手な人にとっては、辛いもの・・・。
私は英語の先生だったり、日本語の先生だったりを経験して、
言語の勉強が苦手な生徒が、少しでも楽しい!!って思えるような授業をするためにはどうすればいいか?
ということを、たくさん考えていました。
その時に、私の趣味であるScrabbleと日本語教育が合致して・・・
「ひらがなスクラブル」というアイディアに至ったんです。
タイでの日本語教師としてのお仕事は1年しかできませんでしたが、とても素敵な経験でしたので、ぜひ興味のある方は、次の記事をご覧ください。
ひらがなScrabbleの作り方
Scrabbleって、結構ルールが細かいんです。
アルファベットの文字ごとに配点が違ったり、ボードが細かく点数配分されていたり・・・。
日本語版が完成したら、とても面白いけど、26文字しかないアルファベットを、46文字もあるひらがなに変えるのは、果たしてどうなのか。
と考えている時、タイ語のScrabbleをお店で見つけたんです!!
250B=850円くらいでした。
これを土台に作ってみよう!と思い、作成したんですね。
作り方は至って簡単。
- ネットから拾ったひらがな表をプリントアウトする。
- タイ語の駒にセロテープで貼り付ける。(駒数は、だいたいで・・・)
ひらがなScrabble成功?!・・・いや。
以上のような作り方で、成功するのであれば、確かに誰でもマネをしたいはずですよね・・・。
読者のみなさんも感づいていると思いますが・・・
失敗しました(苦笑)
私は、このScrabbleを使って、中学生の生徒と一緒にやってみたんです。
失敗点1: セロテープがペタペタして、駒がくっついちゃう
- これは改善の見込みがあります。
- 私のテープの選択ミスでした。
失敗点2:コマの数
- 英語は26文字に対して、日本語は46文字という文字数が多くて、日本語だと駒数が多くなってしまうので、駒を引いても、なかなか単語が作れませんでした。
- 購入したタイ語のセットには、日本語の駒数に合うだけの、駒が入っていませんでした。
失敗点3:ひらがなで一番多く使われている文字
- どのひらがなの文字が頻出なのか分からず(*英語であれば母音が頻出)どの駒を多めにして良いのか分かりませんでした。
- 文字の数については、言語研究のレベルで難しいと思いました。
失敗点4:ボードの大きさ
-
英語版Scrabbleのルールやボードの大きさは、日本語の単語には適してないかもしれないと思います。
-
ひらがなScrabbleをしていると、単語が長すぎるゆえに、ボードにフィットしない単語がたくさん出てきました。
まとめ
とりあえず、致命的なのは、駒の調整です。
どの文字をどれだけ入れてあげると、スムーズに単語を作れるのか?というポイントができると、楽しいひらがなスクラブルができると思いました。
Scrabbleの開発を極めると「日本語教育におけるひらがなスクラブルの開発」という論文が書けそうだと思います。
ぜひ、日本語教育専攻の方は、こんな卒業論文、修士論文にチャレンジされてみてはいかがでしょうか?
きっと、このテーマでスクラブルの土台を完成させ、教育効果まで測定した上で、博士論文まで書いたら、このボードゲーム、商品化して売り出せるでしょう!!そしたら 、私も買いたいです(笑)
終わり