涙が止まらない。私の目の前で猫が・・・。

はじめに

今日、私は衝撃的な光景を目の当たりにしてしまいました。

涙が止まりませんでした。

 

なぜ、ティガーが襲われたのか・・・。

動物大好きが集まる住宅街

私のフラットは、たくさんの住宅が立ち並ぶ一角にあります。

ご近所の人は仲がよく、とても平和です。

ここら辺の人は、みんな動物が大好きな人が多く、特に猫を飼っているお家が多いように思います。

 

猫ちゃんたちは、愛情いっぱいに育ち、とてもフレンドリーな子が多いです。

 

その中で、うちのにゃん太くんも平和に暮らしています。

猫のにゃん太


でも、こんな平和な住宅街で、涙が止まらない出来事が起こりました。

猫のティガー

私はいつも窓際で、猫ちゃんたちの様子を見ながらパソコンをしています。

 

うちのにゃん太楽しそうだな〜

あの猫ちゃんと仲良しなんだ〜

あれ?あのお家をセカンドハウスにしているのか?

 

なんて考えながら・・・。

 

その中で、一匹。猫コミュニティの長老「ティガー」がいます。

 

彼は20を超える、おじいちゃん猫。

 

にゃん太と似ている模様なのですが、耳が潰れていたので、「ブッチュぶれくん」と私は呼んでいました。

 

ブッチュぶれくんは、とても行動範囲が狭く、半径20mくらいをウロウロ、ゆっくり歩いています。

 

そして、彼の時間の流れで日向ぼっこをしては、ボーッとお外を眺めている子でした。

 

人生を知り尽くしたような貫禄を感じる子です。

今日の出来事

そのティガーが・・・。

 

殺されました。

 

私が、いつものように外を眺めている時に、

 

私の目の前で・・・

 

殺されたんです。

 

私は、その間、何もできず立ち尽くすことしかできませんでした。

そして、涙が止まりませんでした。

事件の背景

ティガーを殺したのは、このご近所で飼っているワンちゃんです。

大型犬くらいの大きさのミックスの犬で、私は、毎日のように、窓からそのワンちゃんのことを見かけていました。

 

でも、そのワンちゃんは、いつも「口輪」をしていました。

 

なんで、あのワンちゃんは口輪をしているのかな〜?

と気にかけてはいましたが、吠えてうるさいこともなく、悪い噂も聞いたこともありませんでした。

 

ただ、今日、外を眺めている時、あのワンちゃんが勢いよく走り回っていたんです。

 

今日は、口輪もしないで、楽しそうだな〜なんて眺めながら、パソコン作業をしていました。

 

そしたら、外から大きな叫び声が。

何事かと思って、外を見たら、塀の向こう側に、ワンちゃんの尻尾と、飼い主が必死に何かを引き離そうとしている様子が見えました。

 

すぐに、周辺を見渡すと、さっきまでウロウロしていた、ティガーがいない。

 

ティガーを襲っている!!!

 

そのワンちゃんは、飼い主の言うことを聞かず、噛み続け・・・

ようやく、飼い主がティガーを引き離した時には、ティガーは全く動いていませんでした。

 

そして、ティガーはティガーの飼い主に引き取られていきました。。。。

 

私は、放心状態でした。

ティガーの飼い主の話から

とりあえず、私は、涙をぬぐい、一階にいる大家さんの元へ行きました。

大家さんに一連の話をし、一緒に外へ出ました。

 

ティガーの飼い主は、号泣しながら、

「ティガーはもうダメだ」と・・・。

 

私と大家さんは、そこでも、一緒に泣きました。

 

そして、ティガーの飼い主は、こう言いました。

「あの犬は、今回で2回目なんだ。もう殺処分してもらわないとダメだ。」

と。

 

殺処分・・・。

イギリスの法律

イギリスには、動物に関連する法律として、「人を襲った犬は殺処分しなければいけない」という法律があるそうです。

 

今回は、猫でしたが、2回目であること。

そして、リードを喰いちぎってまで逃げ回ったこと。

これが子供を襲っていたら、猫では済まない事態になってしまうこと。

飼い主の指示が通らないこと。

 

全てを鑑みて、殺処分されるべきだという考えになったのでしょう。

 

あのワンちゃんは、元々保護犬でした。

保護犬として、あのお家にやってきて、最後は殺処分。

 

私は、あのワンちゃんのことを考えても、涙が止まりません。

 

飼い主は、あのワンちゃんにどれだけ愛情を注いであげれたんだろう。

愛情不足ではないのか?

ワンちゃんと、どれだけ真剣に向き合ってきたんだろう。

 

今回の件は、もちろんワンちゃんが殺してしまったわけですが、私はティガーも、ワンちゃんも、どちらにも、心が痛んで痛んで仕方ないです。

 

最後に・・・

ティガー、天国でも、のんびり、ゆっくり、日向ぼっこしていてね。