Academic Writing とIELTSの違いについてーUCL学生でIELTS Writingを考えた結果ー

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Pre-sessional Course 二週目が終了しました。

なんだか、あっという間です・・・。

 

来週からFinal Essayの作成が始まります。

Final Essayは1500 wordsの長文のエッセーです。

少し不安ですが、やってみたい!という前向きな気持ちの方が強いです。

頑張ります!!

 

さて、このPre-sessional Course(特に8週間コースの参加者)は、IELTSのWriting で思い通りの点数を取れなかった人が多いです。(私を含めて)

 

なので、先生が

「ある言葉を使って文章を作ってみましょ〜!」

「〜に対してコメントがある人?」

 

なんて言えば、出てくる文章・コメントはIELTSの自虐ネタが多いです(笑)

これで笑いが取れるのも、みんな苦労した証だと感じます。

ここは、本当に仲間がいっぱいです。

 

とにかく、みんな「IELTS」という言葉に敏感です。

とくに「Writing」です。

 

そんな感じですから、先日Academic Writing とIELTS Writing の違いってなんだと思う?なんてプチ討論会が開かれました(笑)

 

<Similarities>

*Cohesion (文章の一貫性)はどちらのWritingも大切であること。

Cohesionを高めるためには・・・

1)正しくPronoun (代名詞)を使うこと。

  例)She / He / They....

2)正しくRelative Pronoun (関係代名詞)を使うこと。

  例)when / what / how...

3)正しくDemonstratives (指示代名詞)を使うこと。

  例)These / This / Those ....

4)過剰なRepetition (繰り返し)を避けること。

(時には、Repetitionがあった方がわかりやすいこともあるので、様子を見て・・・)

 「なんだ!当たり前すぎる基本じゃん!」と思いますが・・・。

なんでですかね?いざ文章を書くと、この基本がいまいち上手に使えてないようです(苦笑)

 

*Paraphrase (文章の言い換え)が重要であること。

IELTS WritingのIntroductionは問題文のパラフレーズが基本ですね!

私は、これを機械的に行なっていました。

でも、このスキルってAcademic Writing にはとても重要なスキルで、しっかりとパラフレーズができなければ、Plagiarisum (盗作)になってしまいます。

なので、IELTS Writingでのパラフレーズの練習は、結構Academic Writingの練習に繋がっているものです。

 

*Synonym(同義語) が大切である。

 これは、IELTS Writing のLexical Resourcesの点数に繋がります。

多くのSynonymを使うことで、Lexical Resources の点数アップに繋がり、高得点を目指せる作りになっているんです。

が!

では、どうやって語彙を増やすのか?

それは、残念ながら時間のかかることですが、方法はReading しかないかもしれませんね・・・。

「Readingでのインプット、Writingでのアウトプット」これを何度も繰り返しながら、語彙を増やすことが健全だと思います。

(時間がかかりますが、頑張りましょう・・・。)

 

<Difference>

*Academic Writing の場合Referencesがとても大切である。

ー当然のことですが、Academic WritingはEvidence(証拠)がとても重要です。IELTSの場合は、Evidenceは自分の体験でOKですし、時には嘘でもOKです。

 

* IELTSはスピードライティングの得意不得意が関わってくる。

私は、スピードライティングが本当に不得意・・・。

時間をかけて、ゆっくりゆっくり考えるのが好きなタイプなんです。

だから、IELTSのように、「1時間よーい、スタート!!」と言われると、思考がストップしちゃって、プレッシャーに負けちゃいます(涙)

 

そして、文章を書きながら「あ!違う!これも違う!」と消しゴムでたくさん消してしまうので、IELTSが終わると、消しカスの山が出来上がります(苦笑)

周囲を見渡すと、私のように消しカスの山ができている人は全くいなくて、「あ〜、これが私の弱点なんだな〜」と感じました。

 

ですから、Computer-Delivered IELTSのライティング試験は私に向いていたと思います。(COmputer-Deliveredの試験については、別の記事で書いていますので、参考になさってください。)

 

なお、Academic Writingの場合、スピードライティングのテストもありますが(恐怖)、Assignmentで長文のエッセーを書く形式もあるので、私のような人間にもできそうな課題だと感じます。

 

*Academic Writingの単語はIELTSよりも簡単な言葉でOK

もちろんAcademic Writing と IELTSはどちらも語彙力があればあるほど、かっこいい文章ができます。でも、Academic Writingの場合は、Plagiarismを減らすために、私たちの語彙力で、私たちの言葉で文章を書いた方が、良しとされます。

でも、IELTSの場合は多少高度な語彙を使った方が、点数が上がるでしょう。

 

*Academic WritingはCritical Thinking が重要

Critical Thinkingとは、ある物事を色々な視点から捉える考え方です。

本の学校教育では、まだまだこの考え方を子供たちに身につけさせることができていないと思います。(そして、これは私自身の教師としての反省点でもあります。)

 

一方で、IELTSはCritical に考える必要はありません!!

とにかく、文章の流れが良くて、文法のミスが少なくて、語彙力のある、まとまりのある文章であればOKです。

 

最後に・・・!

(Q1)IELTSで高得点が取れると、本当にAcademic Writingができるのか?

私は、できないと思います。

確かに、IELTSで高得点が取れることは、Academic Writingを学ぶ上での基盤となるとは思いますが、Academic Writingは大学でしっかりと考え方、書き方を学んで実践しなければ、身につかないものだと思いました。

私の場合、「自信を持って、Academic Writingができます!」と言えるのは、あと何年かかるものか・・・。

 

(Q2)逆に、Academic Writingができれば、IELTSで高得点取れるのか?

面白いもので・・・取れないらしいです(笑)

私の中国人の友人はイギリスの学部を卒業しました。

彼女は、英語で論文を読み、英語で論文を書き上げたわけです。

なのに、Writing 6.0?!で、今一緒のクラスで勉強しています。

やっぱり、IELTSにはIELTSの対策方法がしっかりあるんだと思います。