UCL教育社会学コース:授業の様子と最終課題
出典:Pixabay
はじめに
大学院の授業が始まり、今日で6回目の授業でした。
ディスカッション形式のセミナーも、少しずつ慣れてきました。
今のところ、授業前に、色々な文献に目を通し、理解をした上で、レクチャーに参加しているので、想像していたよりは、「ついていけない!」と焦ることなく、授業に参加できます。
逆に、毎回の授業で新しい発見があって面白いです。
クラスメートの経験を聞くことも、とてもためになります。
レクチャーの様子
授業では、毎回トピックがあって(例)政策・階層・ジェンダー・エスニシティーなど
それぞれの専門の先生が授業を行なってくださいます。
今は、だいたい60名くらいが一緒に授業を受けています。
レクチャーは、もちろん話を聞くことが多いのですが、ところどころでディスカッションの時間が設けててあるので、近くの人と話をしながら、理解を深めていけます。
どのテーマも、とても魅力的です。
また、なんといっても先生の研究に対するPassionateさが伝わってきます。
こんなに、イキイキと研究分野について話してくださると、教育社会学の難しい理論も、美しく見えてきます(笑)
また、私たちの先生は女性の先生が多く、私は女性としてその姿にとても憧れます。
こんな感じで、レクチャーは授業準備をたくさんすればするほど、有意義な時間が過ごせるので、いつも準備は入念にして、参加しています。
セミナーの様子
セミナーは15人程度の小さいグループに分けられます。
ここでは、その日に学んだ理論を応用した課題をみんなで話すことができます。
この中で、中国、イギリス、オーストラリア、フィンランド、ブラジル、チリ、香港・・・・などなど、数えきれないほど多くの人と課題について意見を交わします。
日本人は一人なので、「日本はどう?」と聞かれることもしばしば。
その時にこそ、教職経験があったことは本当に役立ちます。
色々ありましたが、本当に学校現場では私自身がたくさんのことを学ばさせていただいたと思います。
ですから、現場の様子がわかっている事は、働いてから留学することの大きなメリットだと感じます。
クラスメートとの関係
UCLの社会学関連のコースの授業は夜が一般的です。
*コースの詳細は別記事にあります
ですから、残念ながらキャンパスメイトのような友達を作りにくいことが、難点でもあります。
でも、私の場合は少しずつ勉強会への参加を通じて、仲の良い友達を作ることができています。
やっぱり同じコースに通っている学生ですから、みんなの興味関心はとても似ていて、勉強会を通した交流は、とても機会だな〜と感じています。
また、授業が終わったあとは、Student Bar で1〜2時間程度おしゃべりをしてから帰宅することも!
話す内容は、とてもくだらないことか、どんどん社会学に寄ってきて、最後には新自由主義や再生産論などに飛んでいきます。
こんな会話ができるようなクラスメートを持てたことに、本当に感謝しています。
コースの最終課題
これは、コース次第になるのですが、私たちは5000 wordsのエッセーを書きます。
テーマは、コースで学んだものであれば、なんでもOKという自由な感じです。
(逆に自由度が高すぎて、悩んでしまうのですが・・・)
しかし、先生方は5000 words のエッセーが最終課題です!頑張ってね!
と学生を放置しないところが、イギリスの高等教育のよくできたところだな〜と思いました。
というのも、5000 words を書くために7つのステップが用意されているんです。
*ちなみに、今日私も知ったばかりです(笑)
<7つのステップ>
1. 500 words のアウトラインをオンライン上に提出する
2. テーマごとにチーム分けがされて、そのチーム内でお互いのアウトラインにアドバイスをする
3. クラスメートのアドバイスをもとにアウトラインを再構成する
4. より深めたアウトラインのポスターを作成する
5. 授業でポスターセッションを行い、色々な人からアドバイスをもらう
6. 自分の担当の先生に1回目のエッセーの下書きを提出する(評価されない)
7. 担当の先生のコメントを元に最終エッセーを作成して、提出する(最終評価)
5000 wordsって、どのくらいなのか未知の世界ですが・・・
これだけ、エッセーの質を高める機会があるので、頑張れる気がします・・・。
さいごに
皆さん、いつもブログを訪問してくださりありがとうございます。
色々とブログで書きたいことは溜まっているのですが、今日はせっかくなので最新情報を皆さんに報告したいな〜と思って、授業の様子とエッセーについてまとめました。
もう少し、修士課程の雰囲気を詳しく知りたいな〜と思った方は、以前にも記事をまとめていましたので、そちらをご覧くださいね!