【オンライン授業開始】UCLのオンライン授業の雰囲気とは?
はじめに
先週から最終学期がスタートしました。
UCLは3学期制で、3学期は4月から6月末まであります。
そのあとは、9月の第一週まで修士論文の書き上げと、3学期のレポートに追われます。
多くの場合は、
- 1学期に授業2つ
- 2学期に授業2つ
- 3学期は授業なし
といった感じで、授業を組み合わせる人が多いのですが、私はあえて、2学期に授業1つ、3学期に授業1つ取りました。
というのも、今取っている授業が一番勉強してみたい内容だったからなんです。
ただ、上記の通り2学期で授業を取り終えることもできるので、中には、2学期までに授業を全て取って、3月の終わりには帰国する!という選択もできます。
つまり、イギリスで学位を取るには最短9月に来て、3月に帰るという方法があるんです。
これは裏技ですね。
日本の修士課程を基本としていると、絶対に思いつかない方法だと思います。
こういう方法で、学位を取る人は、やっぱり生活費の節約が一番大きいです。
以前も、ブログの記事で書いていますが、イギリスの生活費はとても高い!
(もちろん学費も!!)
下記には、過去の記事を載せておきますので、今後留学を検討されている方は、留学費用の計算の参考になさってください。
オンライン授業用のソフト
今回の本題はオンライン授業についてです!!
初めてオンラインで本格的に20人単位の授業を受けたのですが・・・
色々と考えさせられることがたくさんありました。
これは想像以上の収穫なのか、試練となのか(苦笑)
来年度、(絶対に避けたいことですが)
もしかしたら・・・
コロナの影響で・・・
読者のみなさんの中に・・・
「オンラインで授業を受ける!?」なんていう人もいるかもしれませんので、今回の記事ではオンライン授業の雰囲気と私の感想をお届けできればと思っています。
私たちが使っているソフトは Blackboard Collaborateというソフトです。
これは、今まで私が使ったことがあるソフトより、格段にレベルの高いソフトだと感じました。
例えば、スカイプやZoomは会話やプレゼンテーションが中心だと思いますが、Blackboard Collabrateは授業でのディスカッションを想定した仕様になっています。
ちなみにZoomの使い方については下記の記事をどうぞ
Blackboard Collaborate の雰囲気を知りたい方はこちら
これは、有料ソフトになっています。
使ってみて、納得のクォリティーでした。
今回は、私が良いと思ったこと、辛いな〜と思ったこと、そして私が指導者なら?という想定の話で、Blackboard Collaborateのお話をしていきます。
良いところ
まずは私が使ってみて良かったな〜と思う点からお話します!
画面が見やすい
オンライン授業の良さですね!
遠くの席でパワーポイントの字が見えない!なんていうことは絶対にありません。
チャット機能もあるので、心の声を書き込めます。
挙手するという機能もあるので、意見があれば挙手して発言することができます。
普通の授業を受けているのと何も変わらないです。
違和感はありません。
色々な人と交流できる
Blackboard Collaborateの醍醐味と言っても良いでしょう!
先生が2〜5人程度のグループをランダムに作ることができます。
ディスカッションのテーマが与えられたあとに、先生のボタン一つで、色々な人と話ができます。
なので、対面式の授業では絶対に話すような機会がない人とも交流できるので、色々な国の人と話せます。
世界中の大学の先生の話が聴ける
本日の授業は外部講師として、アメリカの先生が参加してくださりました。
私はイギリスで授業を受けているので、アメリカの先生の授業を聴けるなんて、スケールの規模に驚きました(笑)
でも、先生方が国を移動することなく、色々な大学を訪問して、特別講義をすることができるなんて、本当に素晴らしいと思います!
学生としては、科学の発展の恩恵を受けた感じでした。
辛いところ
オンラインは良いことばかりではありません・・・。悪いとまでは言いませんが、私が使って辛いな〜と思った点をあげていきます。
ネットワークの問題
ネット回線が悪いと講義の途中で、授業に参加できなくなったりします。
ビデオ通話3時間、多くの人とディスカッションもしながら・・・
というデータ通信量に耐えうるネット回線が必須になるので、それが整えられないと、講義に参加できないといった・・残念な結果になります。
なので、今回の講義参加者の中にも、講義には参加せずに、録画しているビデオを見るという方法を選んでいる人もいます。
ネットワークにより発音が聞き取りにくい
これは、私たちノンネイティブにとっては致命的です!!!
私は、1〜2学期の授業を通して、ようやくイギリス英語に慣れてきた矢先の、オンラインいよる発音が理解できない問題が生じました(苦笑)
オンラインになると、音が濁ったり、雑音が入ったりして、余計に聞き取れなくなります。
ディスカッションの時は、眉間にシワが寄るのではないか?!と思うくらい、私は難しい顔をしながら、みんなの話を聞いている状況です(笑)
オンラインディスカッションは、かなり厳しいです!
直接話すより緊張する
この点も、ディスカッションにも関連するのですが・・・
ようやく対面式のディスカッションに慣れてきて、コースメイトの顔を把握し始めてきた矢先!!
コースメイトが、顔ではなく、名前のみになってしまいました。
なので、誰が誰か分からぬまま・・・
そして、中には顔さえも知らない人もいる状況で・・・
ディスカッションテーマに沿って、10分どーぞ!
なんて言われても、なかなか難しいんです。
とりあえず、ディスカッションの聞き取りは難しいですし、
彼らの表情も見えないですし、
(ビデオをオンにすることはできますが、なぜか、みんなオフの状況・・・)、
とにかく緊張します。
ただ、これも試練だと思い頑張ります。
指導者の目線で考えてみる
最後に、私が指導者なら?という視点でBlackboard Collaborateについて考えてみました。
良:生徒の固まりを作らせない
ディスカッションのグループは、いつもランダム指定ができるので、
お気に入りの仲間〜♪
なんていう、学生の甘えをなくすことができます。
ただし、今私は学生の立場なので、安心できる仲間〜♪を作りたくて仕方ないのですが・・・
ですが、グループメンバーを固定すると、せっかくの色々な国の状況を知れるチャンスがあるのに、その機会がなくなってしまうというデメリットもあると思うので、強制的にランダムグループを作れるのは学生のためになっていると思います。
・・・この試練は今の私のため・・・(涙)
良:資料準備の手間
オンライン授業だと、資料をわざわざ印刷しなくても、全てシェアできるのが良いな〜と思いました。
意外と、プリントを刷るのって手間がかかったりするものです。
それから、少し色々な仕事が立て込んでいるときに、プリントを刷るのを忘れてしまうこともありました(過去のプチ失態です)
そんな時は、ちょっと待ってね〜!!ダッシュで印刷してくる!!なんて言って、印刷していたのですが、オンラインの世界に、印刷という手間はなくなるんだな〜と感じました。
悪:ネットワークの問題
これは学生も先生も同じ問題ですね。
学生にネットワーク問題があるのはその一人の問題ですが、万が一先生がネットワーク問題があれば、授業全体が崩壊してしまいます。
なので、私が教師の立場であれば、常にネットワーク問題にドキドキしていないといけないなと思いました。
悪:学生のディスカッションの様子の把握が難しい
学生の立場からだと、色々な人の意見が聞ける良さがある一方で、先生の立場からだと、全体を把握できないデメリットがあると感じました。
実際に、先生も、ディスカッションの混ざることはできるのですが、一つのグループに入っていると、他のグループの様子を伺うことができません。
やっぱり、授業の運営者であれば、うまくディスカッションが回っていないところを見つけて、それをアシストしてあげたいもの!
それができない点は、私が指導者なら悩んでしまうな〜と思いました。
悪:ひとりで話している感覚(生徒の顔が見えない)
授業は生き物
これは私が教師時代に何度も何度も先輩の先生に言われたことです。
同じ授業構成でも、生徒が違えば失敗もするし、成功もする。だから、授業って生きているんだよ!
って。
なので、生徒の顔が見えず、パワーポイントの画面を見ながら、話し続けるのって、どうなのかな?と思いました。
私が教師なら、少しやりにくいな〜と思いました。
終わりに
今回の記事は4000字という超大作になりました(笑)英語のエッセーは全く進まないのに、今日のブログは結構すんなり書けました!記憶がフレッシュだからかな・・・!
【新しいブログについてのご報告】こんにちは!Sayaです。現在本ブログは、新しいブログに移行中です!もう少しの間、このブログはこのまま残しておきますが、、新しい記事につきましては、新ブログの方で更新しておりますので、こちらのブログを訪問された方は、ぜひ、新しいブログ異文化の魔法 にも来てくださいね!なお、留学について、IELTSの勉強について、VISAについて、ご相談がある方は、TwitterのDMまたは、お問い合わせから連絡をいただけましたら、私が答えられる範囲で、お返事いたします。それでは、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。